筋肉
家計簿
随分前から家計簿を付けている
付けているだけで
見直したりする時間はない
結局付けた家計簿を有効活用は
できていない
それでも、家計簿をやめようとは
思わない
少なくとも、いくらかかったとか
その日、いくら使ったとかは
なんとなくわかる
金銭感覚が正確かどうか
実際の金額を見るとわかる
こんなに使っていたのかとか
そんなに使ってなかったなとか
なにより、家計簿を付けている
安心感は絶大だ
せっかく付けている家計簿
今月から集計して本格的な
見直しをしてみようかな
よつばのくろーばー
娘がまだ幼かったころのこと
いつものように公園に来たけれど
他のお母さん達と、話すきにもなれず
公園の隅のほうで、自分はベンチに座り
娘は砂遊びを始めていた
夫の給料は安く、自分も働けない
もう、お金は底をつき、もし、娘に
何かあっても、病院に行くことも出来ない
途方にくれていた
そんなとき、ふと視線の先に
一本だけゆらゆらと風に揺れている
よつばのくろーばーを見つけた
本当珍しい
だった一本だけなんて
幸運のよつばのくろーばー
涙が止まらなかった
元気をだそう!
そう思った
家に帰ってきた夫が、
明日はボーナス出るから
と言った
あのよつばのくろーばーが助けてくれたんだ!
こんなこともあるんだ
遠いむかしのこと
あれから自立したよつばのくろーばー
にはお目にかかってない
花
その日は、2年勤めた仕事の最終日
仕事終わりが近づいてきて
挨拶まわりをしているときだった
呼ばれて行ってみると
色とりどりの花が入っている籠を
差し出された
長年勤めたわけではないのに
贈られた花籠に目頭が熱くなった
その頃の自分は、いろいろあって
辛い日も多いなか
とても、とてもうれしくて
温かい気持ちに包まれた
しあわせなひと時を
ありがとう
愛してる
娘の引っ越しを手伝った帰り
飛行機を降りて、荷物を待っている
疲れてぐったりしている耳に飛び込んできた声
愛してる
声の主は中年の男性
どうやら奥さんに連絡している模様
場はいっきに和み、一緒にいた友人 かな
に揶揄われていた
本人はきっといつも言っているらしく
外だということを意識してなかった模様
照れて頭をかいていた
愛してるの言葉の威力は凄い
その場にいた全て人が声の主を見た
自分の疲れも軽くなった
とてもありがたかった
ありがとう!